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シックハウス対策の「環境JIS」制定・改正、経産省が公表

 「F☆☆☆☆」と表示されていれば、シックハウス対策の面から使用規制が必要ない建材だと判断していい … 2003年7月からの建築基準法改正によるシックハウス対策実施を前に、経済産業省はJISの制定・改正を行う。1月20日付でホルムアルデヒド等の測定に使う「小形チャンバー法」のJISを制定公示。3月20日付で建築内装材、塗料、接着剤、断熱材など建材関連の45のJISを制定・改正公示する計画だ。2002年7月に制定したエコセメントのJISと溶融スラグ骨材のTR(JISに準じるもの)に続く、環境JISの第2弾ともなる。

 今回制定した「小形チャンバー法」は、シックハウスで問題となるホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等の揮発性有機化合物(VOC)の測定手段。建材の放散速度が測定でき、実際の室内空気中のホルムアルデヒドやVOC濃度の予測も可能となる。測定方法のJIS化によって、データの有効活用ができ、ホルムアルデヒド等の放散量の低い建材の開発、普及・拡大に寄与できることが期待されている。

 3月20日に制定・改正する予定の建材関連JISでは、ホルムアルデヒドの放散量による等級区分および表示記号に、下記のような星表示を使い、表示を見て適切な建材の選択ができるようにする。

◆F☆☆☆☆ : 放散量が小さく使用規制が必要ない建材)
◆F☆☆☆及びF☆☆ : 放散量はある程度あるが使用面積を一定割合にすることで建材として使えるもの

■星表示でホルムアルデヒド放散量が分かるようになるJIS制定・改正
【制定】
・造作用接着剤
・床根太用接着剤
・アクリル樹脂非水分散形塗料
・建物用床塗料
 

【改正】
・JIS A5440(火山性ガラス質複層板)
・JIS A5536(高分子系張り床材用接着剤)
・JIS A5537(木れんが用接着剤)
・JIS A5538(壁・天井ボード用接着剤)
・JIS A5547(発泡プラスチック保温板用接着剤)
・JIS A5548(陶磁器質タイル用接着剤)
・JIS A5905(繊維板)
・JIS A5908(パーティクルボード)
・JIS A6909(建築用仕上塗材)
・JIS A6921(壁紙)
・JIS A6922(壁紙施工用でん粉系接着剤)
・JIS A9504(人造鉱物繊維保温材)
・JIS A9521(住宅用人造鉱物繊維断熱材)
・JIS A9523(吹込み用繊維質断熱材)
・JIS K5431(セラックニス類)
・JIS K5492(アルミニウムペイント)
・JIS K5511(油性調合ペイント)
・JIS K5516(合成樹脂調合ペイント)
・JIS K5531(ニトロセルロースラッカー)
・JIS K5533(ラッカー系シーラー)
・JIS K5535(ラッカー系下地塗料)
・JIS K5562(フタル酸樹脂ワニス)

・JIS K5572(フタル酸樹脂エナメル)
・JIS K5581(塩化ビニル樹脂ワニス)
・JIS K5582(塩化ビニル樹脂エナメル)
・JIS K5583(塩化ビニル樹脂プライマー)
・JIS K5591(油性系下地塗料)
・JIS K5621(一般用さび止めペイント)
・JIS K5653(アクリル樹脂ワニス)

・JIS K5654(アクリル樹脂エナメル)
・JIS K5656(建築用ポリウレタン樹脂塗料)
・JIS K5660(つや有り合成樹脂エマルションペイント)
・JIS K5663(合成樹脂エマルションペイント)
・JIS K5667(多彩模様塗料)
・JIS K5668(合成樹脂エマルション模様塗料)
・JIS K5669(合成樹脂エマルションパテ)
・JIS K5960(家庭用屋内壁塗料)
・JIS K5961(家庭用屋内木床塗料)
・JIS K5962(家庭用木部金属部塗料)
・JIS K6804(酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤)
・JIS K6806(水性高分子ーイソシアネート系木材接着剤)